2011年2月24日木曜日

善意の連鎖

 こんにちは、運営委員の鈴木です^^

 今朝、こんな心温まる記事を読みましたので、ご紹介させて頂きます。

 米紙ニューヨーク・タイムズに掲載されていたのですが、米ニューヨーク州に住む77歳のルドルフ・レスタさんという方が、今から40年以上前に失くしてしまったお財布が、なんと手元に戻ってきたという話です。

 簡単に経緯をご説明しますと、1970年のある日、レスタさんが当時勤めていたニューヨーク・タイムズ本社のクローゼットにジャケットをかけて置いた所、何者かにお財布を盗まれるという被害に遭いました。

 それから長い歳月を経て、2010年秋のある日、以前本社があった建物の警備員が、建物を点検をしていた所、偶然盗まれたお財布を発見しました。警備員が、お財布の中身を確認した所、持ち主がレスタさんの物であることが判明。そこから、数人の方々のご協力により、レスタさんの居場所を突き止め、無事ご本人にお財布を届けることができたそうです。

 戻ってきたお財布は、残念ながら、現金は姿を消していましたが、当時の古いクレジットカードの他に、新聞の切り抜き、家族写真などが残っていました。懐かしさで胸が一杯になったレスタさんですが、中でも一番嬉しかったというのが、お財布を紛失する数年前に他界された父親のポートレート写真がそのまま残されていたこと。もう二度と眺めることができないと諦めていた、大切な写真が返ってきたことを心から喜んでいるそうです。

 もし、警備員が、見つけたお財布をそのまま処分してしまっていたら、このような結果にはならなかったでしょう。また、警備員から話を聞いた知人達が、レスタさんの居場所を調べることに協力してくれていなかったら、やはりうまくはいかなかったでしょう。

 まさに、数人の方々の善意の連鎖によって、奇跡的な出来事が起こったのだなと、とてもほっこりとした気持ちになりました^^

2011年2月21日月曜日

登山家 栗城史多さんのお話を聴いて・・・

 センター長の小澤です。

 先日の登山家、栗城さんのお話は、大変素晴らしいものでありました。ありがとうございました。

 芝事務局長の熱烈なラヴ・コールに応じていただき、ご多忙のところご講演をしていただいたわけですが、期待通りと言いましょうか、期待以上に「力」をいただけたお話であったと思います。
 芝事務局長が、講演終了後、「自分を売り込む力」を感じてほしかった・・・と目をキラキラ輝かせて語ってくれたのが印象的でした。
 
 一方、栗城さんのお話の中で私が感じたのは、「コトを起こすにはシンプルな動機がいい。しかし、それを継続するには、以後、さまざまな気持ちをモチベーションに昇華させる必要があるのでは・・・」ということであります。

 栗城さんは、ご自身を振り返り、ニートだった自分が登山に興味を持ったのは、当時交際されていた女性の存在であった・・・話されていました。とてもシンプルで、動機づけとしてはこれ以上はないかもしれません。ただ、思うに、それだけで、ここまでの活動は成し得なかったのではないでしょうか・・・
 その点については、お話の中で、ストレートに聴くことは出来ませんでしたが、自らの名刺に克服した山をチェックしていくようにされたり、自身を鼓舞するためのノウハウをいくつもお持ちなのだろうなあ・・・と感じました。

 そして、さまざまな紛争の解決にあたる私たちも、そのようなノウハウを身につける必要性を強く感じた次第です。
 
 以上、センター長の小澤でした。

2011年2月18日金曜日

あっという間

運営委員の井上尚人です。
私は本年1月で司法書士になって10年が経ちました。
ありきたりですが、あっという間の10年でした。


10年前・・・
司法書士業界の何たるかも知らず、社会人の常識も身につけない
まま、とにかく30才までに事務所を持ちたい一身で開業に向か
って奔走したことを覚えています。


本当に何もわかってなかった(笑)
司法書士を目指していたにもかかわらず、司法書士が具体的に
どのような仕事を行っているのかさえわからない、司法書士に
なることが目的化していたように思います。


しかし、何もわかっていなかった司法書士が今では調停の手続
実施者をやっています。開業当時、自分のこんな姿を想像でき
たでしょうか?司法書士像がこれほどまでに変わることを予想し
た人はいたでしょうか?


10年前からちょっと数えただけでも、成年後見関連、特定調停、
個人版民事再生、簡裁代理権、破産法、会社法、不動産登記法、
割販法、特商法、貸金業法、そしてADR法が改正されたり新た
に立法されたりしました。


これほどめまぐるしく制度が「動いた」時代に司法書士になれて
幸運です。開業当初から、新しい分野に挑戦できる状況が目の前
にあったのです。面白い10年をすごすことができました。


さあ、これから10年後はどうなるのか?やはり社会はどんどん
変化し、制度も「動き」続けるのでしょうね。


そのとき自分はどうしているのでしょうか・・・
またあっという間にブログで報告しているんでしょうね(笑)
あ・・ブログが10年後もあれば。

2011年2月8日火曜日

さくや姫プロジェクト

こんにちは。
事務長の芝です。

静岡県男女共同参画の一環として
さくや姫プロジェクトという静岡にゆかりの女性160名
を特集する企画に掲載されました!

http://sakuyahime.jp/?post_type=sakuyahime&p=1943

ふらっとの活動について記載されています。
ぜひご覧ください!

2011年2月7日月曜日

感動すること

山田です。先日,アマチュアオーケストラでヴァイオリンを弾いている同業者の知人のお誘いをいただいたので,コンサートに行ってきました。場所はミューザ川崎シンフォニーホール,演奏曲目はマーラーの交響曲第3番です。クラシックをご存じの方はこれだけで,知人が所属しているアマオケがかなり本格的だとおわかりでしょう。3番はマーラーの交響曲の中でも長大な作品で100分ほどを要します。私は,昨年,同じホールで同じ曲を,世界レベルの超名門,ヤンソンス指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団で聴いたばかりでした。知人の所属するオケの技量が比べものにならないことはいうまでもありません(アマチュアとしては驚異的なレベルですが)。でも,非常に感動しました。この曲は静寂から歓喜のクライマックスに至る,終楽章が特に素晴らしいのですが,この楽章でオケのメンバーの深い思い入れ,曲に対する愛情が,客席にまで伝わってきました。知人は,終楽章を涙ながらに弾いていたと言っていました。言葉ではない,人間の感情が”音楽”によって,別の人間にも伝わることを改めて感じました。私たちの仕事は日ごろ,言葉や文字から感情や考えをつかみ,それを論理的に構成する作業が主だと思います。いわば左脳労働中心なのです。でも,人間は,言葉にならない感情表現もするのです。その意味においては,右脳を使う=芸術を楽しむ行為も必要なのだなと思いました。