2013年2月20日水曜日

○○と気分の関係

みなさん、こんにちは!
事務長の芝です。


今回は○○と気分の関係について書いてみたいと思います。

○○にはいろいろなものが当てはまります。

例えば、スペースや空間。


今、私の事務所(静岡)は改装工事中です。
今まで窓を遮っていたパーテーションを取りはらい、
先代が使用していた所長室をなくしました。
今まで見えなかった「空間」が突如現れたことになります。

私の机周辺は広さも含めてなにもかわっていないのに、
部屋全体の空間が増えたことによって、
なんだか心にゆとりが生まれたような気がします。

不思議ですね。


例えば、天気。


窓が表れて、日光が注ぐようになり、
気持ちに大きな変化をもたらしました。
青空が見えると、それだけで気持ちが上向きになります
(単純?)

今はまだ寒いので難しいですが、
暖かくなったら、”ふらっと”青空メディエーションを開催すると
案外効果があるかもしれませんね。

事務長 芝 知美

2013年2月19日火曜日

依頼人の利益

 今、弁護士とある相続及び売買の仕事をしています。弁護士は売主側の相続手続が複雑で相続の話が進まないため手続きに入ってきて、私はどちらかと言うと買主側にたのまれて、相続完了後の移転登記を無事遂行するために入ったものです。

 契約内容もまとまった中で、土地の測量の話が出、買主側が後日分筆予定のため、境界確認をしてほしいと依頼がありました。

 ちょうど私が測量の仕事をしたこともあり、買主側の依頼で測量に入ったわけですが、測量している内に境界が違うと言う問題が出てきました。

 売主側は自分の思っている境界は違うと言うし、買主は面積確保できれば、そして、後で買主に類が及ばなければ、どこでも決めてくれればいいと言います。

 弁護士は売主側主張に当初は従って、境界に付、確定してからでないと売買手続きに入れないと主張し、一時は売買も流れてしまう覚悟をしたわけですが、東京に住んでいる売主側に行って、詳しい説明をしたこともあり、最後は売買が無事出来ればと言うことで主張をおさめてくれました。

 手続に入って半年、最終のつめで1月かかり、近々登記となりますが、売買等で双方の立場を考えまとめることを目標とする司法書士の仕事と、依頼者の利益、この場合は売主の利益を考えることを主とする弁護士の違いを改めて実感しました。

佐藤 寛

2013年2月8日金曜日

「インクルージョン~共生社会をめざして~」を受講しました


 先日、細川佳代子氏の講演「インクルージョン~共生社会をめざして~」を受講しました。細川佳代子さんと言えば元首相・細川護煕氏の夫人、現在はNPO法人勇気の翼インクルージョン2015の理事長、公益財団法人スペシャルオリンピックス日本の名誉会長などの要職に就いています。

 インクルージョン(inclusion)の直訳は、障害児と健常児が区別なく、共に学ぶ機会を作っていくこと(インクルージョン教育)。

 細川さんが目指すのは、誰一人排除されることなく、共に生きる「包み込む社会」。障がいの有無などに関わらず、個々の能力を認め、誰もがいきいきと輝いて暮らす社会というものです。また、「人は皆幸せになるために生まれ、一人ひとりのありのままの存在自体が尊い。本来持っている可能性や能力を発揮できるような「サポート」こそ求められている。」と言っています。

活動当初の苦労話や、官邸在住時代の役所との難しい交渉などを熱く語っていました。

現在の社会は、障がいや病気の有無はもとより、性別や年代の違い、貧富の格差など、あらゆる立場の違う人間が同じ地域社会で暮らしています。その人たちが共に生き、包み込む社会。共にコミュニケーションがとれる社会って理想ですね。人類永遠の課題ですかね。

 

池谷道男

2013年2月1日金曜日

幸福って?


最近の科学技術の発展により、今まで不可能と思われていたことも可能となることがある。iPS細胞を使って、マンモスを復活させることも夢ではないとか?

 
マンモスといえば、あのアニメ。知らない世代の方もいるかもしれないが・・・

 
通勤途中の車の中で、功利主義という言葉を聞いた。最大多数の最大幸福とか・・・

で、先ほどのアニメのお話。集団で狩りをした場合の獲物の分配方法をめぐり、最大多数の最大幸福とはどこにあるのかを考えてみた。結果は、その集団固有の価値観によって、何が幸福かは変わってくるということ。たとえば、「平等な分配方法」について、参加者全員に同量の分配をすることが、多くの者が幸福と感じることであるならば、この集団にとってはこの方法が、最善。獲物をしとめることに貢献した人に多く分配し、士気を高めることが集団の利益につながり集団の構成員にとって最大の幸福だと考えるのであれば、この方法を採るであろうし、家族の多い人に多く分配し、部族全員の安定を図ることが集団の幸福であるなら、背負っている家族の人数分づつ分配する方法もあるであろう。

 
人の価値観は種々多様で、人と人とが集まれば、その組合せの数は計り知れない。人と人とが、話し合いによる問題解決を求める場合も何が本人達の価値観に合った問題の解決となりうるのかについては、当初は第三者からは窺い知ることができない場合もあるであろう。しかし、話し合いを重ね合意に達したとき、まさに調停人も含めた最大多数の最大幸福となるのではないかと思う。


人の心は、科学技術の進歩によっても操作不可能なものだと信じたいが、マンモスがペットになったら、自然界ではありえない未来人とマンモスとの愛情が生まれるかもしれない?

                                    管理人