2017年4月30日日曜日

GW冒頭の反省


今日は4月30日。日曜日です。

ゴールデンウィークの連休に入った方も多いことでしょう。

私はというと、「日曜日しか休みがない」という方の相談を受けるため、只今事務所で待機中。普段、日曜日はお休みにしていますが、今回は一定の期間内に家裁に申述しなければならない、という件の相談のため、特別です。

待機している間、ふと、幼少のころ、深夜だろうが正月だろうが、電話をすれば往診してくださった掛かりつけの小児科の医師のことが思い出されました。亡くなって30年以上経つ医師のことが脳裏に浮かんだことに少しびっくりしつつ、往診時の彼の胸中に ―「眠いなぁ。」とか「おちおち酒も飲めんなぁ。」とか思っていたのかなぁ― つい思いをはせてしまいました。

話しは少し変わって老母のこと。老母は、事情があって私とアパート暮らしを強いられています。その老母、気が付くと他の部屋の玄関先はもちろん、通りまでほうきで掃いています。私はもちろん、他のアパートの住人、お向かいやお隣のおばさまたち、誰もそんなことをする人はいません。私など、たとえ頼まれたとしても、「なぜ俺?」という反応を示すことでしょう。なぜ老母はそんなことをするのか。一円の得にもならず、誰からも褒められることもなく、むしろゴミをほったらかしにする悪ガキすらいるのに。

「掃きたくなっちゃうの。」

それが掃く理由?動機?でした。

また話が変わって床屋の奥さんのこと。面と向かって直接確認できていないのですが、どうも昔はレディース(筆者注 いわゆる女性ライダーの集団のこと。)だったよう。彼女がひげを剃ってくれるとき、私はいつも従順な僕と化しています。

さて、その彼女、今では毎朝横断歩道で、学校へ向かう子ども達を見送っています。嵐の日も、日照りの日も、寒風吹きすさぶ日も。

「すごいね!でも、何でそんな大変なことを?」

私が問うと、彼女は笑顔で

「やりたいから。」

と。

そういえば、今朝、老母から布団を干すようにいわれたとき、

「明日でいいら。」
っていっちゃった。


(小楠 展央)
 
 
 

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